GYHCコントローラは、内部で高分解能のデジタル処理を行い、この位置データをアナログに変換して出力します。このため従来よりも高分解能が可能となっております(組み合わせプローブによる)。
オプションで速度出力も可能です。また2個のマグネットを使用して2点間距離や各々の位置を出力できます。製品の取付には取り外しが容易なDINレールを利用します。
出力調整方法は従来のボリューム調整ではなく、正面パネル上のトグルスイッチ方式ですので、微調整が容易となっております。
分解能(位置出力) | 16bit(1/65536)(GYcRS、GYMR5、GYFRS接続時) 0.01%FS以下(GYGS、GYPM、GYHR、GYcRP接続時) |
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温度特性 | ±10ppmFS/℃以下 |
位置出力(OUT1)(OUT2:オプション) | 0~10Vなど(負荷電流Max.5mA、負荷抵抗Min.2kΩ)または、4~20mAなど(負荷抵抗Max.500Ω) |
速度出力(OUT2) (オプション) | ±10Vまたは4~20mA |
警報出力 | オープンコレクタ 0.1A 30VDC(ケーブル断線及びマグネット外れ) |
供給電源 | 標準:+24VDC±5%(150mA以下) オプション:+15VDC±5%(250mA以下)(注1) |
走査周波数 | 標準1kHz(ストローク1000mmまで) |
使用温度範囲 | 0℃~+65℃ |
保存温度範囲 | -20℃~+85℃ |
■上記精度は有効ストローク300mm以上のセンサーに適用されます。
(注1)組合せプローブ型式及び長さにより制限がございます。
①接続プローブ型式
RS:GYcRSプローブ/RP:GYcRPプローブ/R5:GYMR5プローブ/FS:GYFRSプローブ/GS:GYGSプローブ/PM:GYPMプローブ/HR:GYHRプローブ/KM:GYKMプローブ
②有効ストローク(mm)
③根元デッドゾーン寸法(mm)
④アナログ位置出力(OUT1)
記号 | 出力 |
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AD | 0~10V(標準) |
AR | 10~0V |
BD | 4~20mA |
BR | 20~4mA |
CDまたはCR□□ バイポーラ出力 [例] CD10 CR05 | □□V~□□V -10V~+10V +5V~-5V |
V Z/F [例] V 1/5 V 9.5/0.5 | 指定値電圧 1~5V 9.5~0.5V |
I Z/F [例] I 5.12/20 I 20/5.38 | 指定値電流 5.12~20mA 20~5.38mA |
⑤オプション:アナログ出力(OUT2)
・位置出力の場合:④から選択
・速度出力の場合(注2)
VA[ ] ±10V
WB[ ] 4~20mA
[ ]:最大速度(1.00~999mm/sec)
<有効数字3桁、小数点はRで表記>
・N:オプション不要
⑥供給電源電圧
24S:+24VDC(標準)/15S:+15VDC(オプション)
⑦マグネットまたはフロート形状
マグネット | フロート |
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M0:No.Φマグネット M0SM:No.ΦSPMマグネット M0LM:No.ΦLPMマグネット M2P:No.2Pマグネット M2PN:No.2PNマグネット M3:No.3マグネット M11:No.11マグネット M11N:No.11Nマグネット T142:No.T14-M2マグネット T144:No.T14-M4マグネット T162:No.T16-M2マグネット T163:No.T16-M3マグネット MG□:上記以外のマグネット | F28S:Φ28SUS316フロート F30S:Φ30SUS316フロート F40S:Φ40SUS316(B)フロート F42S:Φ42.5球SUS316フロート F50S:Φ50SUS316フロート F54S:Φ54SUS304フロート F25N:RF-A10プラスチックフロート F28N:RF-A6プラスチックフロート FL□:上記以外のフロート |
(注2)
VAはマグネット停止時に0V、プローブ先端へ移動時に+10Vです。
WBはマグネット停止時に4mA、移動方向に関係なく20mAです。